背景と課題
一級建築士、一級施工管理技士を擁する、設計力と施工能力が高いレベルで両立した工務店。しかし、その技術力がゆえに、住宅性能の数値だけを追記する工務店と見られることが時にあり、性能にこだわりのある顧客からの問い合わせがある一方、幅広い層の顧客へのアピールがむずかしかった。
施策アイデア
住宅の性能を明確にするのは数値競争のためではなく、地域ごとに過不足のない性能を求め、オーバースペックによる無駄なコストを省くなど、「バランスのとれた住まいづくり」を提供価値へとシフトした。
また、社名「株式会社アーキトラスト」はどうしても固い印象が拭えないため、親しみ感のある「バウムバウム(baum x baum)」を新築住宅サービスのブランドにした。
ちなみにbaumとはドイツ語で「木」のこと。そして、baum×baumとは家の外側(骨組み・外装)のbaumと、内側(内装)のbaumとの掛け算により、木のポテンシャルを最大限に引き出す、未来のための住まいづくりのイメージを意味しています。
古賀デザインがサポートしたこと
- ブランド「バウムバウム」のロゴデザイン
- ロゴを展開したステーショナリーや現場看板のデザイン
- 提供価値を順序立てて説明する「Webサイト」の制作
- 自分たちの目指す住まいづくりを数字によって説明する「コンセプトブック」の制作
- これまでの施工例を集めた「施工事例集」の制作
- 完成見学会のフライヤー制作やインターネット広告の運用などのプロモーション
など
実施後の効果
バランスのとれた住まいづくりの考え方が徐々に共感を集め、ハウスメーカーの家に満足できないなど、高いレベルでの住まいづくりを希求するお客様から問い合わせをいただけるようになった。