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[ブログ]ホームページを考える(1)ー 私がホームページ制作に携わるようになったわけ

仕事柄、お客様には「自社の存在や提供価値を社会に対して発信していくためには、ブログは不可欠ですよ」と言いながら、自身のブログは全く手付かずの状態が長く続いています。お客さまから鋭いツッコミを頂く前に、これからは週に一度のペースを目安にアップしていこうと思い、ブログを再開しました(と、自分自身にノルマ化)。

しばらくは「ホームページを考える」というテーマでシリーズ化を考えているブログの1回目は、「私がホームページ制作に携わるようになったわけ」でスタートです。

私は大学ではグラフィックデザインを学び、卒業後は医療機器メーカーの宣伝部に2年余り在籍。その後、デザイン事務所に16年勤務し独立したわけですが、デザイン事務所在籍中の業務の98%はグラフィックデザイン(紙媒体)の仕事でした。退職前の数年だけ、主には大学の研究広報関係でホームページの仕事をかじったぐらいです。また、当時あったアドビの「Page Mill」というアプリケーションソフトで、事務所のホームページを作ったりもしました。

ホームページ(インターネット)という媒体が世の中に広く普及しだしたのが1990年代後半ですから、そもそも私のキャリアの前半ではホームページに関わりようがなかったわけですが、2000年代に入っても会社の業務として積極的には取り組んでいなかったと記憶しています。理由としてはマンパワーやスキルもあったかと思いますが、最大の理由はインターネットがマーケティングのツールとしてここまでのポジション、パワーを持つと想像していなかったことだと思います。自分のまわりでは、まだまだ「電子版会社案内」「電子版カタログ」「電子版抄録」的な、マス広告や印刷媒体を補完するものとしてホームページは位置付けられていた印象を記憶しています。

しかし2006年に独立した時、世の中では既にインターネットによる広告費は雑誌のそれを上回っており、マーケティング軸足はインターネットへ大きくシフトしようとする時期だったのです。

インターネット広告市場 (媒体別広告費の推移 出典:株式会社電通)

インターネット広告市場 (媒体別広告費の推移)

(次回へつづく)

2016-07-14 | Posted in BlogNo Comments » 

 

[Blog]『マーケット感覚を身につけよう』を読んで

人気ブロガーであるちきりん氏の書き下ろし著作。マーケットの「理論」ではなく「感覚」を磨くことで、これからのビジネスを生き抜こうという内容です。この「感覚」とは、「社会の動きがこれからどうなるのか」「今ヒットするのはどんなものか」などを感じる嗅覚のようなもの、「生きる力」「稼ぐ力」の核として語られています。

それでは「嗅覚」は何を嗅ぎ分けるのかというと、「市場で取引される価値」だそうです。身の回りや社会に流通する商品やサービスに対して、常に「価値(「価格」ではなく)」を意識していくことがビジネスの世界では大切であること、そして「価値」はどんどん変化していくので、いつまでも以前の価値にしがみついて努力しても、置いてきぼりになるだけだよと、いたってあたりまえの内容となっています。でも、このあたりまえを「あたりまえじゃん」で読み飛ばすのか、自身の経験と照らし合わせて咀嚼するのかが、結局のところ、この本の「価値」を嗅ぎ分ける「マーケット感覚」なんでしょうね。なんだか「入れ子」のような話になってしまいましたが。

マーケティングの事例としてよく紹介される「葉っぱビジネス(株式会社いろどり)」などは、「マーケット感覚」の典型でしょう。徳島県の山村に普通にある「価値がゼロ」と思っていた樹木の葉っぱが、都会の日本料理店では「つまもの」といわれる料理を彩る「価値のある」商品として取引されることに着目し、顧客のオーダーに沿った葉っぱや花を集めては出荷することを事業化。いまでは年商2億円を超えるビジネスとして成立しているという話です。もちろん、料理との組み合わせや季節の変化によってオーダーは刻々と変化するので、マーケティングは常に怠らないということも、成功の秘訣だとのこと。

別に葉っぱビジネスにかかわらず、世の中の成功しているビジネスは、多かれ少なかれ「マーケット感覚」によって生み出されたものでしょう。いまこの時も、嗅覚の鋭い人がビジネスの芽を見つけ出しているのかもしれません。そして、その嗅覚が怠慢や慢心で鈍った時、ビジネスも右肩下がりを始めるというだけです。
かくいう私はというと、どちらかといえば「嗅覚」は鈍い方だと自覚しています。そんな危機感からこの本に手が伸びたのかもしれません。千数百円の投資分だけでも、「これから何が売れるのか?」がわかるような人間になれればいいのですが。

2015-10-10 | Posted in BlogNo Comments » 

 

[Blog]米国消費の新潮流「ミレニアルズ」

先日、新聞で「ミレニアルズ」という言葉をはじめて見ました。米国の20代を中心とする若い世代を指し、その消費スタイルが、小売りやサービス業に変革を迫っているというのです。

ミレニアルズの特徴は、「買い物はネット」「健康志向」「保有よりも共有」。幼少からネットやソーシャルメディアに親しみ、ヘルシーな食事や旅行にはお金を使うけど、家や車を持つことに興味がないということです。また、これ見よがしに巨大なロゴの入ったブランド品も敬遠する一方、スポーツブランドなど、健康的でおしゃれなものには価値を感じ、多少高価でも出費をためらわないのも特徴だそうです。

「上品とはほど遠く、巨大なアメ車を転がし、ファーストフードをかじり、コーラをがぶ飲みする」という、私が勝手に想像する米国人像とは正反対の、まさに新世代のライフスタイルです。

考えてみるると、日本でも高額な欧州車の所有に憧れ、ブランド品をありがたがるのは、40代以上、特に「バブル期」の空気を吸った世代であり、若者層は「自動車を所有しない、そもそも免許を取らないと」自動車メーカをやきもきさせている。また彼らはネットを上手に使いこなして情報を得る、あるいはコミュニケーションをしている。日本版ミレニアルズといたところでしょうか?

広告やマーケティングに関わる者として、このような流れを無視できないのは、彼らが商品やサービスの評判について、ソーシャルメディアを通じて世の中に発信し、それが瞬く間に広がること。また、ネットの情報によるジャッジの比率がこれまで以上に高まることです。

このような消費者がこれからの顧客であり、コミュニケーションをとるべき相手であることを前提に、これからは広告やマーケティングの仕組みを設計していかなければなりませんね。

2015-05-04 | Posted in BlogNo Comments » 

 

[Blog]タスク・ブレーク

趣味のサッカー観戦の話題から。

昨シーズン、「J1リーグ」「ヤマザキナビスコカップ」「天皇杯」優勝で3冠を達成したガンバ大阪の長谷川監督が、今季の目標を「数値」として掲げました。

・2ステージ制のリーグでは、各ステージ17試合で勝ち点35ずつ獲得
・1ステージ17試合を6、6、5試合と3つに分け、それぞれ勝ち点12、12、11ずつを奪っていく。
・年間の得点数は65
・失点数は30(1試合1点以下です)

以上が優勝へのシナリオ。「今年も絶対に優勝!」といった漠然とした大花火を打ち上げるのではなく、具体的な、そして努力すれば達成できそうな数値目標として示す。さらに、シーズン(ステージ)を通してではなく、全体を幾つかに区切り、階段を登るようにコツコツと達成していくという目標設定です。
長谷川監督は、実は昨年もこのように数値目標を掲げ、チーム全員で共有することで、結果的に上記のタイトル獲得を達したそうです。

さて、仕事がついつい遅れがちになってしまう原因のひとつが「ドーンと仕事が立ちふさがると、着手が億劫になる」ことだと思います。私もそのひとり。そんな悪癖を少しでも改善しようといくつかの書籍を読んでみたりしていたのですが、長谷川監督の目標設定と全く同じようなことが書かれていました。

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仕事が大きなかたまりだから、おじけづく。小さくくだけば怖くない。(中略)
タスク・ブレーク(大きなかたまりの仕事を小さく砕く)するコツは「何も考えずに作業に取りかかれるレベル」まで細かく砕く、というものだ。(中略)さらには、「作業」のレベルまで砕いたタスクにおおよその時間を割り振る。それをスケジュール帳の時間枠に組み込むのだ。これにより「締め切りの決まっていないタスクに締め切りをつくる」ことができるわけだ。

『やりきる技術』小倉 広 著より
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タスク・ブレークのコツは、とにかく具体的にやるべきことが把握できるレベルまで、細かく細かく砕くことが大切とのことです。

2015-02-15 | Posted in BlogNo Comments » 

 

[Blog]ブログとfacebook、そしてWebサイトの関係について

Webサイトの立ち上げの際、よく質問いただくのが、ブログ(スタッフブログ、社長ブログなど)と、facebookページの「使い分け」についてです。
そのような時、私として以下のようにお伝えしています。

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ブログ:キーワード検索の結果として表示され、新規流入の入口となる
facebookページ:Webサイトのユーザー(既存客)との関係を育てる、強める
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Webサイトにおいて重要なことは、AIDMAの最初のAの部分、つまりAttention(認知してもらう)を何が担うかということです。
全く接点がないお客様に認知してもらうには、以下のチャネルのいずれかになるかと思います。
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1)マス媒体広告(印刷媒体、電波媒体、屋外・交通広告)
2)インターネット広告(リスティング広告、FB広告)
3)パブリシティ(記事広告)
4)キーワード検索の結果表示
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4)は(直接的には)無料であるのに対し1)〜3)は有料、それもかなりまとまった費用を要します。そのことから考えても、大企業をのぞけばまずは4)をしっかり固めることが、「知ってもらう」戦術において先決であると考えます。

この「キーワード検索の結果」という目的に対して、ブログが最も適しています。ヒットさせたいキーワードを意識しながら文章やそのタイトルを作成することが、キーワード検索の結果として反映されます。また、Webサイト本体のコンテンツは反映が難しいタイムリーなキーワードにも、ブログであればタイムリーに対応できます。
なお、執筆にあたっては、検索キーワードやロングテールを意識したタイトルの設定や文章であること(いわゆるSEO対策)はもちろん大切ですが、「その分野のプロ」としての評価を得られることが何よりも大切だと考えます。

そして、ブログでその企業(または個人)にポジティブな評価をしたユーザーはfacebookページも覗くことになります。さらにそこに興味をそそられるコミュニティがあれば「ファン」という、企業にとっては大切な「資産」となり、一度だけでない、継続的なお付き合いをすることが可能です。また、リアルタイムな双方向のコミュニケーションにより、関係をより深めることもできると考えます。

2014-10-09 | Posted in BlogNo Comments »